歯はできるだけ失いたくないものですが、不幸にして抜くことになったら放置してはいけません。長期に放置しておくと、

◎食べ物を噛み砕けなくなるため、顎の力が弱くなったり、嚙み合わせが悪化します。

◎噛む力が弱まることで、体のバランス感覚を失うことがあります。

◎認知機能が低下することも指摘されています。

 ですから抜けたままにせず、欠損部を補う必要があります。

方法には以下の3つの選択肢が挙げられますが、状況によりいづれかの方法をとることになります。

　　　《入れ歯》　　　　　《ブリッジ》　　　　《インプラント》

 【入れ歯の種類】

「総入れ歯」と「部分入れ歯」に分けられますが、総入れ歯は全ての歯を失ってしまったケースです。部分入れ歯は歯が無くなった部分に装着する入れ歯で、一般的にクラスプ(固定するバネ)で残っている歯に引っ掛けるものが主流です。

　　　　　　《総入れ歯》　　　　　　　《部分入れ歯》　 　

残念ながら保険適応の入れ歯は製作方法に限界があります。

保険外では以下のような方法があります。

◎薄くしてお口の中を快適にしたい、舌触りを滑らかにしたい　⇒　金属床

◎金属のバネが気になる　⇒　樹脂姓クラスプ（ノンクラスプ）

　　　　　　　　　　　　　　磁石アタッチメント、フックアタッチメント

◎痛みを改善したい　⇒　シリコン貼付け

※残っているご自身の歯の状況により、入れ歯の設計は様々です。ご相談ください。